タイトル何かの曲?いえ、私が最近思ったことです。くっせ!英語しゃべられへんのに何言うとんねん、と我ながら思いますが、主にアマプラで始まってたThis is usの最終章シーズン6を見たからです。
ママン(id:mamannoshosai)がブログで紹介されてたのを読んで見出したんですが、海外ドラマは24の最初の頃を見ただけというド素人なのに気に入って、1から全部見ました。
ずっと思ってたんが、これアメリカ人はどんな感じで見てるんやろうてこと。人前でこんなチュッチュするもんなん?こんなファミリーって集まるもんなん?こんな次々何かしら起こらんでとはさすがに思うよな、などその他細かいとこも含めて、アメリカ人てこんなんなん?と思いながら見てた。
今回、最終話の前までは何話かずつまとめて見て、最終話だけついにこれで最後!と思いながら見たら、うまいこと行き過ぎちゃうんて冷めてもーた。最後も何話か続けて見て世界にひたって盛り上がって終わればよかったわ。
とは言え全般満足で、特に思ったのは作り物とは言えこんな長いこと他人の人生を見て、人の一生や毎日て大変やけど面白いなということ(=タイトル)。
そう思ったのは直前に『笹の舟で海をわたる』を読んだのもあると思う。
こちらは昭和の戦中に子ども時代を過ごし、特に派手なことのない女性の一生を書いた本。
(アマゾンの説明)
『本の雑誌』が選ぶ 2014年ベスト10(ノンジャンル)の第1位 獲得! ! 終戦から10年、主人公・左織(さおり)は22歳の時、銀座で女に声をかけられる。風美子(ふみこ)と名乗る女は、左織と疎開先が一緒だったという。風美子は、あの時皆でいじめた女の子?「仕返し」のために現れたのか。欲しいものは何でも手に入れるという風美子はやがて左織の「家族」となり、その存在が左織の日常をおびやかし始める。うしろめたい記憶に縛られたまま手に入れた「幸福な人生」の結末は――。激動の戦後を生き抜いた女たちの〈人生の真実〉に迫る角田文学の最新長編。あの時代を生きたすべての日本人に贈る感動大作!
角田光代『笹の舟で海を渡る』昭和の女性の一生。私の世代はまだわかる。わかるから辛いと言うか、重い。それでも引き込まれた。アマゾンの説明にある「感動大作!」は違和感。
— コル (@spaghettino) 2022年8月9日
今の自分の感覚も次世代にはこういう扱いになっていくのかなと恐ろしくなった。 pic.twitter.com/Y7jK2y1oJM
感動!ではなかったけど大作には違いなく、こちらも作り物ではあるけど、人を子どもから老人になるまで追うのを読んで、人生って面白いなと思った。
人の生活って意外とわからないですよね。こんなことしました!行きました!てことは発信されやすいけど、それ以外の普段の毎日やその人が目をとめたものなど些細な出来事になればなるほど知る由もない。でも毎日ってほとんどはそういうことで、それが人生になっていくんだなと思う。
ブログも普通なら知り得ないちょっとしたことや日々のことを書いておられるのを読むのが好きで、生きてるな、生活があるなって実感する。
これだけ人生だの一生だのを語るって冷めたとか言いつつやっぱりThis is usおもしろかったんやな笑