大阪人の東京子育て

おもしろいこと言えない大阪出身者の子育て備忘録

お金の話・最終

お金の話、今回が最終。今までを受けて反省点とやりたいこと。

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お金シリーズの最初にも書いた糸井重里のことば、

「タイパ」だ「コスパ」だみたいなの含めて、「得ばっかりしようとしている人」を尊敬したいか、そういう人のことを遊びでも仕事でも誘いたくなるか? 

実はこれにドキッとした。

私が「今しかできない経験のために使える金を、無駄に貯め込んでいる人」になってしまってた時、交際費まで削ってたから。

お金を貯めようと決めてやってる人はいいと思うんだけど、私の場合なるべく不必要なお金を減らそうとしてた結果、無自覚にお土産代や親への贈り物なんかを減らしてた。

そういうのって伝わるよね・・自分も少なく収めようとするの嫌な気持ちだったし。見栄を張ることはないけど、気にしないでいいってラクー!という開放感が今はある。

あと、自分は親として子どもから誕生日プレゼントが欲しいとは思わないけど(あげることで満足ならいいけど、そうでなければ自分のために使いと思う)、母親は目に見えるものを欲しがる人だから不満だったと思う。

どっちが正しいかじゃなく、譲れるところは譲って親も喜ぶという方が平和やなーと気楽になった。

やりたいことは友達に会いに行くこと。

海外にいる友達が毎年初夏に大阪に帰ってくるんだけど、私の帰省と時期が合わずずっと会ってなくて、でも今年は帰省前に一度行くことにした。

コロナの時はあまり思わなかったんだけど、そろそろ本人に何かあって会えないとか、自分でなくても親の調子が悪いとか、受験とかで自分も含め誰かが気軽に動けなくなる可能性が出てきてもおかしくなくて、そうなるとあの時行ってればって後悔するだろうなと思って。

友達は今年あかんかったらまたでいいで~と言ってたけど、行くことにしたと言うと実は海外暮らしで普通のおしゃべりに飢えてると言ってて、他の友だちも含め子なしでしゃべりまくろうということになった。あぁ楽しみ!行くことにして本当によかった。

私の父親は「したいことも食べたいものも、もう何もない」が口グセ。

前に「フェラーリでも買えば?」と(いくらか知らないけど)言ったら、そんなんももういいと言ってた。

母と結婚する時に、親が家を買ってやると言うと、それならフェラーリ買ってくれ!と言ったぐらいだったらしいのに。(もちろん却下された)

もちろん親が真面目に働いて育ててくれたから今の私があるんだし、今困窮してたら少しでも多く遺産を!と思うのかもしれないけど、こんな身近に老いて貯め込んでも仕方ない例がいても本を読むまで気付けなかった。

浪費するつもりはないけど、キリキリ気にしなくてよくなったのが嬉しい。

今は憑き物が落ちたように晴れやかです。

シリーズ最初に書いた、暮らしまでチマチマになったのをどうするかはまたボチボチ考えます。