大阪人の東京子育て

おもしろいこと言えない大阪出身者の子育て備忘録

『DIE WITH ZERO』数年来の悩みが晴れた

お金の話の続き。

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この青い本、よく見かけるなーとは思ってた。

でもゼロで死ぬなんて私向けじゃない、と気に留めず。まさか数年来の悩みから解放されるとも知らずに…

前回書いたように、ここ数年お金(少額)にとらわれるようになり、いくらあっても足りない気がしていた。

今年になって自分のことにも目を向けようと思うようになり、お金がないわけじゃないのになぜ不安なんだろうと思って、単に自分の毎月の給与が少ないだけで、お金の使い方が下手なのかも、と考えついたところでこの本を読んだ。

ら、そこに答えがあった。

老後が心配、何かあった時に心配、と貯め込む人は多いが、老後になっても気力体力等の問題で結局使いきれない。

それより元気なうちに今しかできない経験に使うべき。人生最後に残るのは思い出。

子どもにあげるにしても死んでからでは遅い。子どもも年をとって有意義に使えない。もっと早くあげるべき。価値を最大化できるのは26〜35歳。

長生きしてお金が足りなくなるリスクヘッジとして長寿年金がある。

資産を切り崩すタイミングを見極める。ポイントは45〜60歳。

というのがざっくりした内容(だけど、これでは伝わらないと思うので、気になったら本読んでー)。

ゼロと言っても子どもに渡すなというわけでもなければ、著者も本当にゼロにするのがいいとは思ってないと思う。ただ、しかるべき時期に有意義に使え、その時期は思ってるよりずっと早い、という話。

読むにつれどんどん気が楽になり、胸のつかえが取れていく思いだった。

少ない収入から何ならまだ貯めなければと思ってたけど、もう使う段階に入ってたのか。

余剰資金は貯めるor再投資の2択だったのを、配当などは使ってもヨシ、と思えただけでお金の不安は消えた。働き方も可処分時間が比較的多いこれでよかったと心底思えるようになって、人と比べることもなくなった。

何より、何かしようという意欲がわいてきた。

本文中に「今しかできない経験のために使える金を、無駄に貯め込んでいる人」というのが出てきて、それがまさに私だった。

発売当初だったらピンとこなかったかも。今読んだからこういう風に思えたのかもとも思う。

次回最終、反省点と使い道。