タイトルも表紙も自分からは手に取らないタイプの本ですが、何かで紹介されていて、レビューに興味を持ったので読んでみました。
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著者紹介によると「対人関係療法」の日本における第一人者、という精神科医が書いた2017年発刊の本。(と言うか元の本があって、こちらはそれを読みやすい形にしたバージョンだそう)
以降、太字は目次で、自分が気になった箇所のメモのようなものなので省略しまくってます。著者の意図そのままじゃなくなってると思うので、気になったら本を読んでくださいね。
1.つい怒ってしまう、ママの心のメカニズム
怒りは「自分が困っている」ということを知らせてくれる感情。何かを踏んで痛い!と感じるのと同じ。
未熟に感じたり、ネガティブな意味づけはせず、怒りを感じたら「自分は困ってるんだ」というメッセージだと受け取り、困らないよう対処する。
怒りは期待から大きくズレると感じやすい。でもそもそもその期待は小さい子には求めすぎなものでは?
自分を責めても何のプラスにもならない。困ってる自分に優しく。自分にどんな期待をしていたか考えてみて「どんな時でもニコニコしてるお母さん」だとしたら非現実的。現実的な期待は、「困ってると認識し、期待と現実がどのようにズレたか考え、困った状況を変えるよう助けを求めたり、期待を現実的なものに変えたりするお母さん」
2.子どもは、ママを癒してくれる存在です
子どもは親を怒らせようとはしてない。子どもにムリな期待をしていないか。
子どもをもつことは自分が無条件に愛される体験。親の役目は子供からの愛を受け取ること。親としては完全な自分も受け入れる。
3.4.怒らずにすむ子育てのヒント
子どもは一人前扱いされると力を発揮する。
やらせるかやらせないかといった「綱引き」から降りる。頼る、インタビューするなど。
子どもの人生経験はまだあまりにも少ない。ウソをついたりもそのため。
5.ママの心がざわつく「不安」のモト
つい怒ってしまうのは心の奥に不安があるから。足りないところ探しはエンドレス。「心配の子育て」を手放し、「信頼の子育て」を。
何とかなるだろうという感覚を持つ。
子どもは自分とは別人格。
6.それでも怒ってしまったときのために
変わらず愛していることを伝える。
ちゃんとあやまる。
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目次を写してて正直ママ、ママうるさいねんとは思ったんやけど、元の本は10年ぐらい前やからしゃーないんかな。
怒りは困ってるということ、てのがめっちゃそうやわと思ったんですよね。怒ってしまったと自分を責めるのはムダというのも、そこで停滞してても進まんし、私は好きな考え方。
こいとのイヤイヤに手を焼いてるんですが、大きい声を出してやめる・やめないの綱引きから降りてみて話をしたり(今までもしてたつもりやったけど、根気よく理屈を話したら通じたりする)、手をつながないこいとに「お母さん連れていって」とやってみたらうまいこといったり、もちろん聞かない・効かないことも多々あるんですが、私の気分的に楽になってます。今日もイヤイヤかーと何やってもあかんゲンナリが何かしらやりようがあると思えるからかな。
あと、無償の愛は親から子どもへじゃなく、実は子どもから親の方ってのも有り難やと思って。見合うことができてないと思いそうになるけど、それを見越して「親としては完全な自分も受け入れる」とも書いてあった。
あと、上に入れたら長くなりそうでやめたんやけど、困ってるからって困ったって言いすぎるのも、子どもに対して「助けて」ばかりもそれはそれでちょっと、というようなことも本には書いてました。(そらそうやんね)
ちょうどいいタイミングで読んだ気がします。