大阪人の東京子育て

おもしろいこと言えない大阪出身者の子育て備忘録

『ルポ森のようちえん』を読んで自然と子どもについて考えた

『ルポ 森のようちえん SDGs時代の子育てスタイル』を読んだ。

以前読もうかなと思ったことがあったんですが、多分私には合わないだろうなとやめたことがあり、でも「自然と子ども」について考える材料として読んでみました。

非認知能力が身につくとか、そういうのを求めて来られるのは違うと書いてあったけど・・

著者はおおたとしまささん。リクルート出身の教育ジャーナリストらしい。この人が色んな森のようちえんに密着した本。

そもそも「森のようちえん」とは、教育機関の幼稚園とは違って、自然の中で子どもを遊ばせる集団のことらしく、幼稚園、保育園もあるけど子育てサークルなんかも入るらしい。

読んでみてやっぱり私はこんなずっと自然だらけはええわと思った。でもやりたい人はどうぞと思うし、今回は是非を問うものではありません。

自然だらけはいらんと言っても、自然な自然(↔作られた自然)が身近にないことはぼんがもっと小さい頃から残念に思ってて、こないだ議員さんに要望を出した「プレイパーク作って」てのもその思いから。

近所の公園はたいていきれいに整備されてて、でこぼこすらなかったり、きれいなお花は植えられてるけど雑草はわざわざ探さなないような環境なので。有り難いことやけどね。

汚れるのに抵抗がなかったり、(大人からしたら)無駄に走ったりジャンプしたり、面倒くささをいとわないとかってほんま子どもの時だけやと思うんですよね。こういうのこそ「今しかできない」ことなんちゃうかなと。それを発揮できてないように感じる。

かと言って毎月キャンプとか遠出してられへんし、わざわざ行かなあかんのではなく身近にあってほしいとも思うし、「東京に住んでるねんからしゃーない」ではなく、やっぱりちょっと行ったら自然な自然と出会えるようになってほしいなーという思い。

本の終盤、「都会の小さな園庭でも子どもたちが身近な自然に目を輝かせるのに寄り添うことはできます」という話が出てきて、森だからいいわけじゃなく森の力を借りて理想の幼児教育を行う、と書かれてた。自然に放り込むこととしての森のようちえんに興味はあまり持てないけど、大人の都合じゃなく子どもを見る、子どものこと考えての幼児教育というのはもちろん賛成。