たしか糸井重里が読んだと書いてた本。タイトルでは興味を持たなかったと思うけど、読んでみた。子育て本自体久しぶり。
ここに書くぐらいなので、よかったです。
著者は医者で、臨床心理士・カウンセラーで、子どもと遊ぶボランティアを長期間してる4人の男の子のお父さん。
0歳から思春期までそれぞれの困った場合を挙げて書かれてるんだけど、3つ目の「子どもが急かしてくるとき」でもうじわっときてしまった。
この方の主張は「小言を言うな」。
読んだ前日も疲れてぼんに言いまくってしまったのよね。。
もう小学生なんだから散らかしたら片付けてほしいし、開けたら閉めてほしいし、こぼしたら拭いてほしいと思って小言だらけになってしまいがちで、でもこの方は小言を言うより自分で片付ける方がラクと自分でやってしまってたそう。
その他、宿題しなくても遅くまでテレビ見てても大声ではしゃいでも小言は言わない、学校の先生に怒られても本人に伝えないなど、全部間に受けたらどんな人間なるねんと思うけど、沢山の子を見てきて意外とそんなおかしいことにはならん、とのこと。
とは言え、私には丸々実践するのは無理。
ただ、子どもが楽しく過ごして家ではリラックスできることを最優先してきたと読んで、このエッセンスが私には必要と思った。関根勤方式。わかっててもピリピリしてしまうからねぇ。
「精一杯やればいい」「自由に生きる」など一見よさそうなことも押し付けになるというのは気をつけねばと思った。
4人のお子さんのうち3人はもう大きくて家も出てるそうで、すぐ親以外に関心を持つようになる、今歯磨きしない子も年頃になるとマウスウォッシュを買ってきたりまですると読んで、これまた忘れがちだけど今のうちだけなのよね。
親は気楽に、イライラしなくてすむようにというのと、何とかなるという楽観性が子どものピンチを救うという親子の味方の本でした。