大阪人の東京子育て

おもしろいこと言えない大阪出身者の子育て備忘録

『こども論語と算盤』

渋沢栄一の『論語と算盤』を子ども向けにわかりやすく書いた本。軽い気持ちで借りてみたら納得づくしでした。

大元の『論語と算盤』は読んだことがなく、大河ドラマも見ておらず、渋沢栄一=埼玉の人てことぐらいしか知らないんですが、やっぱそうやんな!てなることが盛りだくさんでした。

わかりやすく書いてあるとは言っても小学生以上ぐらいかなー、ぼんにはまだ難しそう。

私が納得したお言葉3つ

・人生の成功とは…自分のことしか考えてない成功は本当の成功ではない。軽蔑されて本当は恥ずかしい人。(そうよなー)

・自分の得意と発揮できるところを見つける・得意なことから志を決める…最近「不得意を普通までもってってもカネにはならん、得意を伸ばせ」というネット記事だかの見出しを見て、そうよな、つい不得意を消そうとするけど。と納得したとこなので同じことやなと思った。

・思いやりがとても重要…一番「やっぱそうやんな!」てなったとこ。40年経って私もそう思うようなったわ。非効率かもしれんけど、回り回って、巡り巡ってこれやで。エビデンスはないけど。(最近の風潮に対する皮肉ですw)

ほかに、

・気長に待つことも必要…今の私に必要。ついさっさとやってしまわな。はよせな、はよして、になるのでという短期的な理由と、結果がすぐでなくても地道にやらないと、という長期的な理由。(苦手なのよねぇ)

その他、「成功・失敗の結果に意味はない」「誰もごちそうを口にまで入れてくれない」「新しいことの不安ばかり見ない」あたりは子ども向けにいいなと思いました。

他にもふむふむ、せやなてことが色々載ってて、見開きでぱっと目に入るのがわかりやすく、大人にも子どもにもよさそうです。