大阪人の東京子育て

おもしろいこと言えない大阪出身者の子育て備忘録

今年読んだ本95冊の中で⭐︎5は11冊

1割以上、多いな…

面白いとお墨付き(受賞作や話題作)か興味あるのぐらいしか読まないんだけど、そういうのはたいてい面白いから気を抜くと☆5ばかりになってしまう・・価値観が変わるかそれと同等のもののみ☆5としています。

個人的ベスト1~3を含む☆5全冊をご紹介。

BEST:『注文に時間がかかるカフェ』

全員に読んでもらいたい。吃音の当事者が始めたカフェプロジェクトについてエッセイストの大平一枝さんが書いた本。吃音について知れてよかったと思うし、大平さんだからこその安っぽい感動だけじゃないリアルな感情が動かされる感じがある。

大平一枝さんは『注カフェ』前に読んだこちらも☆5にしてました。取材してまとめるってこんなに著者の人柄が出るのかと思う。

BEST2:『DIE WITH ZERO』

散々話題になった後だしブログにも散々書いたけど、今年読んだから入れる。お金に対する価値観が変わった。今を大事にするようになったとも言える。

BEST3:「国銅」

これも色んなとこで言ってる気がするけど、奈良時代の大仏作りの小説。そんな古いことをよく見たかのように書けるなと思ってるうちに、奈良時代が気になるようにまでなってしまった。

帚木蓬生さんはこちらも☆5。鑑真の話かな?と読み始めたら強制連行の話だった。都合のよいことしか信じない人が増えてるように思う今、事実を知ることの大切さについても考えた。

関連:『大人の日本史講義』

歴史小説に興味を持って、歴史を知らなさ過ぎるので何冊かこういう本を読んだんだけど、一番どんどん読めたのがこれ。学校の授業もストーリー仕立てなら面白かっただろうなと。

次点:『spring』

恩田陸さん。『蜜蜂と遠雷』も面白かったよねぇ。あれのバレエ版と思って読んで面白くなかった人が多いみたいなんだけど、私はこっちの方が好き!・・色々語りたいけど読んだ方がいいからやめとこ笑

『水車小屋のネネ』

小説をもう1冊。本屋大賞2位。面白くないわけがない。これまた色々書くと読んだ時面白くないと思うのでこれだけで笑

『東京日記1+2』

若い頃川上弘美さんの小説が好きで、これはエッセイなんだけど久々読んだら「好きやったんこの雰囲気~~」て一瞬であの頃に戻った。なので極個人的な☆5

『名人に香車を引いた男』

将棋の名人だった升田幸三の自伝。再読だけど今の時代ではあり得ない波乱万丈が面白い。これまた極個人的な☆5

『僕にはイラつく理由がある!』

発達障害の子が成長して当時を振り返った本。周りの発達障害(グレー含む)に悩んで色々読んできたけど、初めてそういうことなのかとやっと少しわかった。

以上11冊。

面白そうなんあったらお正月休みにでも。

(おまけ:今読みだしてるやつ。既におもしろそう)