この正月、品川区の図書館はシステム改修で今朝までお休みでした。
サイトの機能もほぼ休止。今まで読みたい本はすぐ予約できて、用事がなくても「この本がもうすぐ届きそう」とかしょっちゅう見てたので、再開嬉しい。
休み前にぼんの絵本も私の本も多めに借りたんだけど、ぼんは飽きたようで寝る前に持っといで!と言っても「(読みたい本)なーい」と言ったりしてた。私は適当なこと言って選ばせるけど、気長に待つ夫は先週末ぼんが最終的に選んだ図鑑読んであげてたw
↓これwww
乗りもの 鉄道・自動車・飛行機・船 〔改訂版〕 (小学館の図鑑 NEO)
- 作者: レイルウェイ・ピクチャーズ,小賀野実,横倉潤,木津徹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: 大型本
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私が借りた本の1冊が『小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て』
最近よく見る"最高"系。何を持って最高とするねん、と思うんやけど、気になって読んでまう。
内容をざっくりと。
■第1章 子どもの個性、能力は親から受け継いでいる。
→遺伝の影響が大きい。が、事によっては努力で克服できる余地もある。
超低体重出生児の脳にしわはないが、遺伝子によって決められた通りしわが出てくる。
生まれただけでOK.
■第2章 悩める子育て、いったいどうすればいい?
→ミルクでもよい。疲れたらSOSを。保育園にあずけててもよい。
早期教育は意味がない。習い事に根性論不要、色々挑戦した方がよい。思春期は見守る。不登校も見守る。
「早く」と言い過ぎない。「あとで後悔したくない症候群」の親は今日を楽しく過ごした方がよい。
■第3章 親が心がけたい、子育てにいちばん大切なこと
→「共感力」「意思決定力」「自己肯定感」
子どもはもともと自己肯定感を持ってるのでそれを壊さない。他人と比べず、こまめにほめる。
2歳代で二者択一、4歳代で四者択一ぐらい。都度選ばせる。
共感力を身につけるにはまず大人が子どもに共感すること。心から。
親をはじめ、育児する人皆が心身ともに健康でいることが大事。
無関心だけはあかん。
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ここまでよう見るようなことやなーと思いながら読んだが、妊娠中や子どもが生まれてすぐで悩んでる人が読んで「小児科学会会長が言うてはるんやから気楽に子育てすればええんやわ!」と思えれば救われる本だと思う。
このあと、第4章「病児とのかけがいのない出会いが教えてくれたこと」は絶対泣いてまうやつ。「あとがきのまえに」で子どもが受け入れられやすい社会の必要性を説き、「あとがき」ではご自分の生い立ちが遺伝の力が大きいとお考えの根拠だとわかります。
泣きが入るので読後感は良い(泣くとスッキリすることありません?)が、冷静になると構成がわざとらしいなーとか、何でこんな「最高の子育てせなあかん」とあおるようなタイトルにしたんやろ(中身は真逆やのに)とかモヤモヤした。
この先生の意図したところではなく、出版社の言う通りにしたらこうなっちゃったんかもしれんけどね。
今気づいたけど、「早く」と急かさず、本人に選ばせるのが大事なんやったら夫が図鑑読んであげてたん「最高」やん。・・・マネでけへんわ